事業拡大を目指す起業家が必ず抑えておくべき7つの基本的経営用語

LINEで送る
Pocket

起業するために人脈や資金力が必要不可欠だった昔と比べて、今日では卓越したスキルを持った人間が、個人の能力で起業することが増えています。

それはとても素晴らしいことなのですが、そうした起業家には共通した弱点があります。それは、基本的な経営の概念を知らないということです。 

経営の基礎概念がなぜ大切なのかというと、例えば、会社が成長してくるとビジネス界の中でも、数多くの経験を重ねて来た方々と席を持つ機会が増えてきます。そうした一流の方々と交渉するためには、彼らが普段使っている言葉を自分も同じように使えるようになっておくことが大切です。それが、交渉の説得力や、プレゼンテーションのキレにも大きく影響してきます。

起業して社長になれば、会社の収益の流れや収入の仕組み、経営の基盤を作るのは会社の代表者たる社長の責任です。そこで、本日は、優秀な起業家ならば必ず抑えている7つの基本的経済用語をご紹介します。 

1.純利益

純利益は、売上から全ての経費や税金等を差し引いた「純粋な儲け」を表します。そして、企業の収益性や可能性を見る上で一番大切な数字のため、経営の基盤と言えます。誰でも、ニュースや新聞、経済誌でも「経営基盤」という言葉を耳にしたり目にしたりしていることでしょう。そして、例えば「経営基盤」を揺るがすということは、単純に会社の純利益が増減することを言います。 

2.売上総利益(粗利益)

粗利益は商品の販売価格から、仕入や配送コストなどの原価を差し引いた金額です(売上ー仕入=粗利)。そして粗利益率とは、売上に対してどれぐらいの利益が出ているのかをパーセンテージで示したものです。もちろん、パーセンテージが高いほど利益効率が高い会社と言えます。また、粗利益は、人件費や賃料等の経費を引く前の額です。つまり、売上100円で粗利益率が25%ならば、会社は社員への給料、賃料その他諸々の支出前に25円が残っていることになります。経営者は、この粗利益の中から社員への給料等を払うことになります。粗利益が企業の「ガソリン」と言われるのはこのためです。

3.固定費と変動費 

固定費は、人件費や家賃、水道光熱費など何もしなくても毎月発生する費用のことです。予算や企画する際に一番明確にわかる費用です。一般的には、固定費をどれだけ抑えられるかが非常に重要視されます。変動費は、費用のうち固定費をのぞいた費用で、仕入費や材料費、外注費、配送費など、売上をあげるための活動の増加に比例して増えていく費用のことです。

4.資本と負債

意外にも「資本と負債」の重要性に関して知らない方は多いです。資本とは単に会社の株と引き換えに資本家から得たお金でしかありません。いわゆる返さなくてもよいお金です。一方で負債は、銀行融資の返済など将来的に返さなければいけないものです。負債と資本は起業家にとって重要なもので、会社の将来を左右します。例えば、会社を大きく成長させる上で資金調達は重要です。そして、資金調達には大きくわけて、負債(返済義務のあるお金)を増やす方法と株主資本(返済義務がないお金)を増やす方法があります。どちらも、メリットとデメリットがあるものの経営拡大には必要です。

負債と株主資本の関係については、「起業するなら絶対に抑えておきたい10の資金調達法」でご説明していますので参考にして頂けると幸いです。

5.借入

借入金とは簡単に言うと事業運営のための借金です。一方、金融業界では、借入とは、事業に必要な資金を調達のために負担可能な負債額をいいます。どういうことかと言うと、資本より負債が多いならば、これから投資を考えている投資家に「借入超過」「危ない会社」とみられてしまい、新たな負債を負担すること(=借入)ができないと見なされてしまいます。

6.設備投資 

将来の利益のために費やした支出です。例えば、起業して会社を設立した直後は、資本金を使ってパソコンやデスク、コピー機など事業を運営するために必要なものを揃えますが、それも設備投資と言うことができます。 

7.取引先への依存度

例えば、1~2社の取引先しかないのであれば、あなたの会社はある特定の取引先に依存しているといえます。そのような状態で、もし問題が起きると事業が存続の危険に陥ることが分かります。そうなると、投資家が過敏に心配をして、経営に口出しをしてくることもあるでしょう。安定した経営のためには、特定の取引先に依存しない体制を整えることが大切です。 

LINEで送る
Pocket