決算は必ず黒字にしましょう

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決算は必ず黒字にしなさい

みなさん方の学生時代の成績はどうだったでしょうか。

成績のいい人は、堂々と自分の通知簿を人に見せたりできました。
でも、この通知簿、就職のときまでは役に立つものの、社会人になってからは、なんの通行手形にもなりません。

銀行に行って融資を受けるとき、銀行の担当者は「社長、学生時代の通知簿を見せてください」とは言いません。

では、この場合、社長は何を銀行に見せればよいのでしょうか。

決算書は会社の通知簿

銀行もリース会社も、なかには事務所を借りるときのビルオーナーまでもが口をそろえて、
決算書を見せてください。できれば3期分お預かりしてもよいですか」
と聞いてきます。
学生時代は通知簿です。
会社を経営するようになってからは、決算書が会社の通知簿になるのです。

では、通知簿は「優」がいくつあるかで成績の善し悪しが判断されましたが、決算書はどこで判断されるのでしょうか。

自己資本を増やすことでしょうか、借入金などの負債を圧縮しておくことでしょうか、総資産の圧縮でしょうか、営業利益を増やすことでしょうか。

もちろん、これらの数値がよければよいで越したことはありませんが、よく勉強している社長さんでないと、この数値を見ても、自社が同業他社に比べて、いいのか悪いのか判断つかないと思います。
じつは、これらの小難しい数値よりも、外部に対して、もっと簡単にアピールできる数値があります。

それは、黒字です。

決算書は「1円でも黒字」であることが一番重要なのです。
粉飾はぜったいにいけませんが、いろいろな勉強をして、さまざまな手をつくして、黒字にすることが絶対条件になるのです。

もちろん、にわか勉強より専門家である税理士に相談するのが一番ですが、税理士の中には単なる〝申告の代行屋さん〞も多く、その人たちは赤字でも平気で、社長に対策を伝えず、赤字で決算申告をします。
したがって、赤字決算を迎えそうだったら、決算2ヵ月前に相談をして、今期に落とさなくてもいい経費などを繰り越して、黒字にできるなら、黒字決算にすることをお願いするといいでしょう。

あなたの会社の将来性がいくらすばらしくても、あなたが社長としての能力を備えていたとしても、最終的には決算書が一番重要視されるのです。
このことは経営者として肝に銘じておいてください。

赤字決算でも資金調達できるケース

例外を1つご紹介します。インターネット通販サイトを運営している「アマゾン」。
「アマゾン」は不思議な会社です。

この会社の決算書を見たことはありますか。
実は、毎年赤字が計上されています。

金融機関は赤字の会社にはなかなか融資をしてくれません。
利益を出せていない会社だと、融資の担当者は、倒産するのではないか、そうすると貸し倒れになるのではと、不安になり融資に躊躇するからです。
ましてや、「アマゾン」は上場しています。
投資家にとって投資先が赤字を出し続けると、「売り」に走る可能性もあります。
資金調達が先細りすることは自然なことといえるでしょう。

では、なぜ「アマゾン」は赤字でも投資家の支持を得て、資金調達に成功しているのでしょうか。

それは、将来の売上見込みが立っているからです。
「アマゾン」の2013年第3四半期決算は、純損益は4,100万ドルの損失、相変わらずの赤字を計上しています。

一方で、売上高は171億ドル。
前年同期の138億ドル、アナリストの予想平均の168億ドルを上回っています。
つまり、安定した売上が見込めるため、将来への期待から投資家が離れないのです。

中小企業も、将来性が見込まれ、マーケットと売上が予測できれば、資金調達ができるという事例です。

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