あなたの会社のキャッシュフローを改善するためのたった一つの大原則

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会社経営においてキャッシュが潤沢な状態は理想的と言えます。特に起業直後、創業期においてはキャッシュの「量」が明暗を分けますよね。

とても素晴らしいサービスや商品を販売する会社でも、キャッシュが無くなってしまい倒産してしまうという事例を数多く見てきました。 

創業期の会社は、このキャッシュが潤沢な状況をいかに早く作るかが全てを左右するほど重要であることは間違いありません。

そこで、本日は、ほんの少しの違いでキャッシュフローが改善できる一つのアドバイスをお届けします。全ての会社に適用できる訳ではありませんが、基礎的なことですから知っておいて損はありません。

キャッシュフローの原則【 入金を早く、支払いを遅く】

キャッシュフローの原則の一つは、少しでも早く入金をしてもらって、出るお金をなるべく遅くすることです。とても基本的なことですが、具体的にどのような事があるのでしょうか。ここでは、2つの事例を見ていきましょう。

一つは、初期費用を高く設定することで顧客からの入金を早期に前倒しする可能性を探ります。
もう一つは締め支払いにこだわることで支払いを遅くする可能性を探ります。

当たり前の事のようですが、実際こうした基本的なことをしっかり出来るかどうかが重要です。一つづつ、解説していきます。

初期費用を高めに設定する(少しでも早く入金してもらう)

できれば初期費用を高く設定しましょう。

初期費用を高くするということは、早く入金してもらうということです。お客様から総額で300万円を頂けるサービスや商品があったとします。創業期であれば、私なら着手前に300万円の全てを頂けないかの交渉をします。

それが無理ならば、初期120万円と月額15万円×12ヶ月という契約を打診します。しかし、多くの会社は月額25万円×12ヶ月という契約をしてしまいます。同じ300万円ですが、どちらが良いのかはキャッシュフローの観点から言えば明確で、初期に300万円を頂いた方が圧倒的に有利ですし、同じ300万円でも初期費用が高い方が「価値」が高いと言えます。

なぜなら、理由が二つあります。

一つは入金の可能性です。数ヶ月後に契約を解除されたり、何かしらの理由で支払いをしてもらえないといったケースが想定されます。要は、入金が無い可能性があるのです。

もう一つは、時間という側面です。ビジネスにおいて時間の概念は非常に重要で、今の300万円と1年後の300万円では価値が違うのです。家賃を例に考えると分かりやすいです。家賃は何もしなくても、毎分、毎秒かかっていきます。正社員の人件費もそうですね。会社の経費というのは、時間の経過とともにかかっていくのです。

そのため、今の300万円と1年後の300万円では、それを得るためにかかっている経費の額が違うのです。だから、少しでも早い売上の方が価値があるという考え方が生まれます。出来る限り早く、多くの金額を入金してもらえるように交渉しましょう。

そのために、初期費用を今よりも高く設定出来ないか検討しましょう。

締め支払い日を決め、断固守る(少しでも遅く支払う)

締め支払い日を決めて、断固それを守ることでキャッシュフローが改善するケースがあります。これは、少しでも遅く支払うということです。自分で決めた締日と支払日とのタイムラグを利用するのです。例えば、「月末締めの翌15日払い」の会社と「月末締めの翌月末払いの会社」とでは、最低でも15日社内での資金滞留で差が出ることになります。

下記の図は、締め日支払い日を変更した場合の入金サイト(入金までの期間)の違いを簡単に表した図です。

 キャッシュフローの締め日支払い日変更

締め支払いを「月末締め翌月末払い」から「20日締め翌月末払い」へ変更すると約1ヶ月支払いが遅くなるのです。

月末で締める会社がほとんどですから、20締めや25日締めの締め日を設定すれば約1ヶ月資金の流出を先に伸ばせる可能性もあるということです。締日に間に合わなかった請求分は翌月に回すという断固たる措置を取るだけで、大きく資金繰りが楽になります。また、支払い日をいつにするかも重要です。月末入金が多いような会社の場合は、月末月初に資金が潤沢である場合が多いので、支払日を月初に持ってくるというやり方もあります。

創業期は会社の知名度やブランドが無いので、締め支払いを会社に合わせてもらうという交渉がしづらいのも事実です。しかし、創業期だからこそ、こういった交渉を聞いてくれるケースがあるのも事実です。そして、こうした細部を徹底する事が大きく資金繰りを楽にするのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか? 

会社経営にとってキャッシュは命です。キャッシュがなければ何もできません。しかし、キャッシュがあれば、人を増やしたり、新規事業を始めたり、新しいマーケティング手法に着手したり、会社の可能性が一気に広がります。

もし、あなたがキャッシュの問題で毎月苦しい思いをしているなら、本日お伝えしたことを試してみて下さい。

思っていたよりも簡単にキャッシュの状況が改善できると思います。

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