会社経営を続けていく上で大切なお金の話~運転資金と設備資金~

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会社経営を続けていく上で大切なお金の話最初に、皆様に知っておいていただきたい事実があります。
それは「お金というのは借入以外は”単体”で存在できない」ということです。
事業で得るお金は商売の”循環”を通じてしか生まれないものなのです。
今回は循環しているお金の本質を紹介していきます。

単体で存在しないのがお金

商品やサービスを販売してその利益を得るまでのお金の流れを説明します。

(1)商品やサービスの販売

(2)代金の回収

(3)仕入れの支払

(4)諸経費の支払い

(5)利益(赤字or黒字)

となります。たとえば1のあとに、2の「代金の回収」が実行できなかったらどうでしょうか。
3の仕入の支払ができませんから、販売する商品が用意できず、売上はストップしてしまうでしょう。
また1から4の過程で、5の利益が赤字になってしまったらどうでしょうか。
赤字が何回か続くと、資金繰りに行き詰まってしまうでしょう。
会社経営の本質とは、この〝循環〟を知り、お金の流れを途切れさせないことなのです。
そして、大事なのはお金(売上・経費)についての正しい知識や活用法を知ることです。
お金の大切さや、お金の流れが正しく認識できるかどうかが、あなたの事業の成功の分岐点になるのです。

赤字が何回か続くと、資金繰りに行き詰ってしまうでしょう。
会社経営の本質とは、この”循環”を知り、お金の流れを途切れさせないことなのです。
そして、大事なのはお金(売上・経費)についての正しい知識や活用法を知ることです。
お金の大切さや、お金の流れが正しく認識できるかどうかが、あなたの事業の成功の分岐点になるのです。

 

運転資金と設備資金

あなたが銀行に融資を申し込む際、担当者から必ず聞かれる質問があります。
それは「運転資金でしょうか、設備資金でしょうか」です。
その名前から類推して何となく意味をご存じだとは思いますが、これは融資の際にだけ必要な言葉ではなく、今後、あなたが会社経営を続けていく上で、必要な概念なので正確に伝えておきます。

設備資金とは、事務所&店舗の内装工事代金、社用車の購入費、機械設備の購入費、パソコン、コピー機、プリンタなどのOA機器購入費、店舗や事務所の保証金などの費用であり、簡単にいいますと「金額の大きな初期投資」です。
運転資金とは、仕入先への支払代金、人件費、広告宣伝費、支払利息など会社を運営していくために必要な資金を指します。簡単にいいますと「設備資金」でないものはすべて「運転資金」となります。

実は、会社経営を経費の観点から見た場合、一番大切なのは、運転資金の管理です。
運転資金が、適切に管理できるかどうか、これが起業の成功の鍵といえるでしょう。経営を長距離ドライブに例えてみればよくわかります。
たとえば東京から、鹿児島や青森まで、というような高速道路を使ってのロングドライブの計画を立てるとき、一番大切なことは何でしょうか。給油のタイミングです。
ガソリンがなくなると、車自体は故障していませんが、それ以上走ることはできなくなります。
適切な給油計画があってこそ、ドライブを快適なものにできるのです。

そのため、前もって知っておかねばならないことがあります。
自分の車のガソリンタンクが何リットルなのか、
1リットルで何キロメートル走れるのか、
ガソリンがなくなると予想される地点にガソリンスタンド(GS)は存在するのか、
の3つです。
このようにいうと必ず
「車にはガソリンタンクの残量メーターがついているから、なくなりかけたときに給油すればそれでOKだ」
という人がいます。
でも、なくなりかけたときに給油しようと思っても、高速道路上に実際に給油できない区間が多くあることはご存じでしょうか。

たとえば中国道の安(あ)佐(さ)SAから美東(みとう)SAまでの約150キロにはGSがなく、1年間に上下線合わせて100件ほどのガス欠があるといいます。
また東北道の岩手山SAより北にも同様の距離の空白区間があり、テレビや全国紙で取り上げられ、問題となっているのです。

皆様の会社はどうでしょうか。
現預金(ガソリンタンク)はいくら残っていて、毎月だいたいいくらの資金が必要で(燃費)、大口のお客様から確実に代金を回収できるのか、銀行(GS)は融資して助けてくれるのか、を常に考えておかねばならないのです。
給油のタイミングがうまくいってこそ、先ほどで説明したように、会社の「お金」が正しく循環するようになるのです。

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