数字はシンプルに理解し、何度も確認する

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数字はシンプルに理解し、何度も確認する
決算書には、2種類あります。貸借対照表と、損益計算書です。
多少の誤解を承知でざっくりと説明しますと、
損益計算書とは1年間の経営状態を表したもの、
貸借対照表は「これまでの期すべての合計」の経営状態を表したものとなります。
今回は決算書を説明していきます。

決算書とは

上場会社を含めた株式会社を想定した場合、
所有と経営は分離しています。
すなわち、出資者(株主) vs 経営陣という関係です。(株主と経営者が一致のケースもあります)。
この場合、株主は自らの出資した資金を経営陣に委ねているという形になり、
その資金がどのように運用されたかを把握する必要があります。
その運用状況を報告するツールとなるのが、決算書(財務諸表)です。
また、この決算書は出資者だけでなく、金融機関が融資審査の際に活用したり、
企業をとりまく様々なステークホルダー(利害関係者)が対象企業を判断したりするための報告書ともいえます。

2種類の決算書

損益計算書は、一般的な知識があれば、
社長なら誰でも事前の説明なしに読むことができます。
本業以外の財産や借金も記載されていませんし、1年分だから直感的に理解可能です。

しかし、貸借対照表は、もし創業後3年経った会社だとすると、
3年間すべての成績がまとめられており、
本業以外の財産や借入金が記載されているので、見方に多少、コツがいります。
損益計算書が、日々の漢字テストや英単語の小テストの結果だとすれば、
貸借対照表は、学年末の通知簿の成績そのものです。

損益計算書で、一番重要な項目は何か

たいていの読者の皆様は、損益計算書を読むとき、無意識のうちに「売上」の項目に目がいきがちです。

しかし、売上にはさして重要な意味はなく、会社の規模だというぐらいにとらえてください。
自社の決算書を読む、他社のものを読む、
どちらでもまず「売上総利益」(粗利)を見る習慣をつけておくことが大切なのです。
なぜ、売上には意味がないのでしょうか。
もし、あなたの会社の売上が1億円なら、来年には必ず2億円にすることができるからです。
たとえばあなたの会社が不動産業だとすると、1億円の土地を買ってきて、1億円です
ぐに販売すれば、売上1億円となります。
このような行為に何の意味もないことは賢明な読者の方ならすぐにわかるでしょう。
話を戻します。
粗利という概念をもう少し正確に把握しておきましょう。
なぜ、粗利の概念を理解するのが大切かというと、
粗利とは本業のビジネスにおける「おおもとの利益」だからです。
たとえば、あなたの会社が副業で株や不動産を持っていて
、配当金や家賃収入が出たとしても、それは本業から生み出された利益ではないので、
金融機関などは「おまけ」と判断します。
ビジネスにおいて、粗利が最も重要なのは、
「粗利をどれだけ稼げるかということが、あなたの会社の商品・サービスの稼ぐ力を表すから」です。
そして、「粗利以上に経費を使わないことが利益を出す鉄則」だからなのです。

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