クレジットカードが黒字倒産につながる?

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クレジットカードが黒字倒産につながる?

みなさまは「黒字倒産」という言葉をご存知でしょうか?

黒字なのに倒産するはずがないと思われる方もいるかもしれませんが、クレジットカードの扱い方に気をつけないと黒字でも倒産してしまうことがあるのです。

売上増加でも倒産危機に陥ったワイン屋

先日、知人の経営コンサルタントTさんに聞いたお話をご紹介しましょう。
Tさんの知人でワイン屋を経営しているYさん。
Yさんのお店は有名なワインだけでなく、ワイン初心者にも飲みやすい銘柄を取りそろえており、若年層から高い人気を得ています。
マーケティング戦略が功を奏して、Yさんのお店は5年前に開業して以来、売上が右肩上がりで毎年伸びていました。

ある日、Tさん宛てにYさんから電話がかかってきました。
ワインが新入荷したのかと思い、ワクワクしながらTさんは電話に出たのですが、その日のYさんは様子がいつも違っていました。
「どうしたんですか?」とTさんが聞いたところ、Yさんから「黒字なのに倒産しそうなんです。助けてください」とか細い声が返ってきました。
Tさんが詳しく話を聞いたところ、来月以降の売上は見込みが立っているが、手元に現金がなく今月の固定費の支払いがギリギリとのことでした。

事の顛末はこうです。
Yさんは2ヵ月前にオンラインサイトを開設しました。
毎年好評ですぐに売り切れてしまうボジョレー・ヌーボーを、Yさんはオンラインサイトでも販売しようと考え、例年よりも多く仕入れました。
Yさんの予想通りオンライン販売は大きく伸び、売上は前年の同月と比べ120%の増加となりました。

しかし、このオンライン販売に大きな落とし穴があったのです。

店頭販売だと基本的に支払いは現金ですが、オンライン販売だとクレジットカード支払いが主流となります。
Yさんはオンライン販売が伸びたことで、「現金支払い」よりも「クレジットカード支払い」の割合が増えてしまいました。
VISAやMasterなどのクレジットカードは「月末締め・翌月末入金」となる場合が多く、Yさんの場合もそうでした。
Yさんはボジョレー・ヌーボーの仕入を口座振込で支払っていましたが、売上のほとんどは入金が遅れるクレジットカード支払いです。
ボジョレー・ヌーボーを仕入れてから、現金が入金されるまでに2~3ヵ月が空いてしまいました。
「お金の流れ(=キャッシュフロー)」が悪くなっていたのです。

●現金販売のキャッシュフロー
現金販売のキャッシュフロー

●クレジットカードのキャッシュフロー(例:Yさんの場合)
クレジットカードのキャッシュフロー

黒字倒産回避のための3つの手法

今回の事例から、みなさまにぜひ知っておいてほしいことがあります。
それはキャッシュフローが悪くなると、経営数字上は黒字でも倒産する可能性があるということです。
では、どのような対策を打てば良いのでしょうか。
具体策を3つご紹介します。

1.固定費を抑える

出ていくお金の中でも特に「固定費」を抑えることで、急なお金の変動にも柔軟に対応できるようになります。
家賃や水道光熱費など、抑えられる固定費がないか一度見直してみましょう。

2.現金販売を増やす

入金のタイミングを早くするために現金販売に力を入れましょう。
例えば、ポイントカードを発行して、現金購入にはポイントを多く付けるという対策が効果的です。

3.出金のタイミングを遅らせる

出金のタイミングを遅らせる手法もあります。
水道光熱費の支払いをクレジッドカードにしたり、機材購入する際にリースを組んだりするのが良いでしょう。

また最近では、購入者がクレジットカードで支払っても、3営業日以内に販売側へお金を支払ってくれるサービスがあります。
詳細は下記に記載していますので、ご興味のある方はご確認ください。

以上の3つを実践して、キャッシュフローの改善を図っていただければと思います。

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