三種の経費と計上できる経理基準

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25a2982b5bad0a1412cf21eff331e86c_s皆さんは普段から様々な経費を計上していることと思いますが、その経費を3種類に分類することができます。

色に例えて、シロ、クロ、グレーと分かれます。

この分類はどういう分け方なのか、それぞれどういう意味なのか。

今回はこの経費の3種類についてご紹介いたします。

法律的に正しい「シロ」、アウトな「クロ」の経費

シロとは、仕事に使用する目的で購入し、実際に使用しているものであり、適正に経理処理された、正しい経費です。

以下の3つに認めてもらえる経費はシロに分類されるでしょう。

  • 税務署
  • 税理士
  • あなた

クロとは、法律的に絶対に認められない種類の経費です。

たとえば、領収書の偽造があります。

自分でパソコンなどを操作し、プリントアウトした領収書をつくり、それを経費として算入してしまうことです。

自分で偽造することは絶対に許されることではありませんが、もっとひどい人になると、架空の領収書の発行を専門に扱う業者に依頼し、偽造領収書を「購入」する人までいます。

また、家族で海外旅行にいったようなプライベートな領収書を経費算入されることも完全にクロとなります。

あなたがクロだと思う領収書は経費算入しなければよいだけのことです。

キャバクラの領収書はどうなる?

問題はグレーの経費です。

たとえば、実際には、個別の状況によって異なりますが、経営者同士の仲間8人と勉強会と称してキャバクラのような店に飲みに行ったとしましょう。

そこで、一人1万円程度使ったが、これをなんとか経費算入できないだろうか、と考えたとします。

この飲み会は、2時間行われ、そのうち最初の30分が経営者にとって非常に有益なビジネス情報が交換できた時間でした。

あとの1時間30分は、どこのキャバクラに好みの女性がいるとか、○○に料理が美味しい店ができたなど、世俗的な話に終始し飲み会が終わりました。

たしかに、たとえ30分でも、仕事の話をちょっとでもしたから、これは経費算入できると考えたい気持ちはわかります。

ですが、税務調査のとき、キャバクラの領収書を認めてくれる調査官はなかなかいないのが現実です。

キャバクラの領収書というのは、「○○観光」などのように、経営する会社の名前になっていて、一見普通の領収書にみえることがありますが、税務署は会社名をネットで調べたりしますから、キャバクラの領収書であることは案外すぐにばれてしまうのです。

また、あなたがブログで「○月○日は、経営者仲間でキャバクラにいきました」などとネットに書き込んでいたりする内容もしっかりチェックされますから、結局言い逃れはできなくなります。

ただ、この勉強会がキャバクラでなく、ホテルのレストランなど、ある程度フォーマルなものが行われている場所で開催されたのであれば、認められるケースがあると思います。

後ろめたいか、後ろめたくないかも基準の一つ

社長自らが行う経理において、どの領収書を経費算入させるのかという選択は、非常に難しいものがあります。

ただし、その判断に迷ったときは「サラリーマン時代に、同じ領収書を経理部にもっていっても、会社は経費として認めてくれないだろうな」と思えるような領収書は、起業してからもやめておいたほうがいいでしょう。

また、もうひとつの基準として、家族や友人に見せられない領収書は計上しない、というのはどうでしょうか。

仕事に必要なものなら、たとえ何十万円、何百万円のモノに対しても惜しまず出費すべきですし、それを堂々と経費算入してもよいと思います。

経営者とは本来、そうあるべきでしょう。

ただ、家族や友人に対して少しでも後ろめたいものがあるならば、きっぱりと諦める。

そういう決断も必要だと思います。

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