創業融資の受け方を理解しておく(3)面談

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創業融資の受け方を理解しておく(3)面談事業計画書、その他の書類を提出したあと、1週間ほどで、いよいよ担当者との面談となります。
融資の審査担当者は、あなたに直接会って事業計画書の内容を確認するとともに、人間性も見極めようとします。
審査は、計画書などの書類が3割、面談が7割ぐらいの配分となります。
ここでは面談時のポイントについてご紹介します。

事業計画書についてちゃんと説明できるようにしておくこと

面談の際には、たとえ審査担当者に否定的なことを言われても絶対に引き下がらないでください。
また、清潔感のある身だしなみで臨み、根拠と自信、熱意を持って伝えましょう。

面談では、事業計画書に書き込んだ内容について質問されます。
そのため、事業についての専門性、商品やサービスのセールスポイント、売上と利益の予測については、資料を見ずに答えられるレベルにしておくとよいでしょう。

また、数字やデータ的な部分だけでなく、創業の動機と継続への意志、家族の理解など
心情的な部分についても、必ず聞かれますので、頭のなかだけではなく、要点を紙に書き出しておいたほうが賢明です。

すでに事務所や店舗を創業している場合、また開店準備のためテナントを借りている場合でも、面談後担当者が現地調査に訪れます。
最大のポイントは「活気がある会社」をアピールすることです。
そのため、従業員には礼儀正しく元気よく挨拶させるため、訪問日時を前もって知らせておいたほうがいいと思います。

また、事務所や店舗には表札や看板をしっかりと用意し、ディスプレイのための照明も明る目にしておき、パソコンなどは使っていなくても、起動させておくようにしましょう。
担当者は、スリッパの出し方、お茶出しのマナーなどもよく観察していますので、細かい点まで気を抜いてはなりません。
本気で融資の獲得を目指しているなら、従業員教育などは、日ごろから妥協せずにしっかりと取り組んでおきましょう。

創業融資は「一生に一度のチャンス」です。
こんないい条件で借りられる機会はもう二度とないといってもいいでしょう。
1回きりのチャンスをふいにしないよう、がんばってください。

借入限度額を知ろう

日本政策金融公庫や地方自治体、銀行などが創業融資をしてくれることは理解できた、では実際にいくらぐらい貸してくれるのか──という疑問を皆様お持ちだと思いますので、ここで答えておきたいと思います。

銀行は、運転資金の場合、次の2つの基準で融資限度額を決定します。
売上基準と金利基準です。
売上基準では、仮に年商が1億円だと仮定しますと

1億円×(4ヵ月÷12ヵ月)=3,333万円
くらいが適正規模になり、月商の3~4ヵ月分がひとつの基準になります。

次に金利基準では、1%くらいが安全に返すことができる範囲となります。
売上が年商1億円の企業であれば、1億円×1%=100万円となり、支払利息がこれぐらいであれば、経営を続けることができると金融機関は判断します。

借入の際、注意したいのは、総額ではなく金利です。
たとえば、1,000万円を2%の金利で借りると20万円の利息、2,000万円を1%の金利で借りると20万円の利息となり、同額です。

金利が少しでも変わると、支払額が大きく変化しますので、できるだけ有利な金利で借りることができるよう、粘り強く交渉しましょう。
「○○銀行の金利は0.5%、貴行よりも安いですが」というように、金融機関の担当者に伝えてもルール違反ではありません。
なお交渉は、0.25%をひとつの単位としましょう。

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