給与所得者が知るべき源泉徴収票の見方9つのポイントと基礎知識

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会社から年に一度、年末調整後に渡される「源泉徴収票」。この源泉徴収票には、ここ一年の年収、税額や社会保険料などの情報が記載されていますが、皆さんその見方をご御存知でしょうか。実際貰ってみたものの、結局いくら引かれていくら貰っているのか、理解していない方が多いのではないかと思います。これはサラリーマンだけでなく、給与を貰っている経営者の方にも関係があります。

そこで、今回は源泉徴収票の項目の見方についてご紹介します。

源泉徴収票の例

withholding tax certificate1

 

①支払金額

その年の1月から12月の間で、会社があなたに対し支払っている毎月の給与,手当と年間のボーナスの合計額です。「年収」(税込み年収)と言われているものです。この金額がそのままあなたの収入になるのではなく、ここから所得税と社会保険料が引かれていきます。

②所得控除後の金額

給与所得者の場合でも必要経費(給与所得控除額)が認められており、法律により支払金額(年収)に応じて決まっている必要経費(給与所得控除額)が、最初に支払金額から差し引かれます。税金の掛かる金額がその分低くなります。

②給与所得控除後の金額 = ①支払金額 − 給与所得控除額

ご参考URL:国税庁 給与所得控除

③所得控除の額の合計額

これは、源泉徴収票のこの欄の下に有る「社会保険料の金額」、「生命保険料の控除額」、「地震保険料の控除額」、「配偶者控除」、「配偶者特別控除」、「扶養控除」、「基礎控除」といった所得控除額の合計です。各所得控除の有無は「所得控除の額の合計額」の下の欄の左側に記載があります。ここが多いと、税金の掛かる金額がその分低くなります。

課税所得=②所得控除後の金額 − ③所得控除の額の合計額

④源泉徴収税額

源泉徴収額です。1年間の「支払金額」に対して、これが実際に月々天引きされた「所得税」の合計額です。

⑤社会保険等の金額

1年間に支払った社会保険料の金額です。 これが実際に1年間給与から引かれた「社会保険」の額です。

「健康保険料」、「介護保険料」、「厚生年金保険料」、「雇用保険料」が有ります。これらは、月々の給与明細に記載してあります。

詳細は、下記のリンク先の「③控除」をご参照下さい。

 知ってて損はない給与明細の正しい見方8つのポイントと基礎知識

⑥生命保険料の控除額

年末調整で皆さんが書いて提出した申告書から計算された控除額です。

源泉徴収票のこの欄の下の「新 生命保険料の金額」から「旧 個人年金保険料の金額」の5項目で計算されます。最高で12万円です。

実際の申告書については、下記の「⑨保険料の金額」をご参照下さい。

⑦地震保険料の控除額

 年末調整で皆さんが書いて提出した申告書から計算された控除額です。

 「地震保険料の金額」と源泉徴収票の「旧長期損害保険料の金額」で計算され、最大5万円です。

実際の申告書については、下記の「⑨保険料の金額」をご参照下さい。

⑧住宅借入金等特別控除額

年末調整で皆さんが書いて提出した申告書から計算された控除額です。

最初の年の住宅ローン控除は、確定申告の必要があります。源泉徴収票を添付の上、確定申告をしましょう。

⑨保険料の金額と配偶者の合計所得

年末調整の時に「給与所得者の保険料控除申請書 兼 給与所得者の配偶者特別控除申請書」に記載した金額が入ります。

実際の用紙は、下記のページの下方に有る[申請書様式・記載要領]をご参照下さい。

ご参考URL:国税庁 給与所得者の保険料控除及び配偶者特別控除の申告

 まとめ

いかがでしたでしょうか。ここで気になるのは、いくら貰っているかの「支払金額」といくら引かれているかの「源泉徴収税額」、「社会保険料等の金額」ではないでしょうか。実際はこの他に引かれるものとして「住民税」が有ります。今後はぜひこの記事を参考に、源泉徴収票の内容を確認してみてください。
かんたんに給与明細を作りたい方へ

 

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