今さら聞けない人のためのカンタン経理基本用語集。
最終章となる第六弾は「約束手形」、「割引」など「や」から「わ」の行ではじまる経理用語です。
このシリーズでは、経理の基本用語をなるべく専門的な言葉を使わず、わかりやすくシンプルに説明していきます。
【や】ではじまる経理用語
約束手形
振出人が、受取人またはその指図人もしくは手形所持人に対し、一定の期日に一定の金額を支払うことを約束する有価証券。
【ゆ】ではじまる経理用語
有価証券
市場性のあるもので、一時的所有のもの。流動資産になる。
有限責任社員
会社が倒産したような場合、債権者に対して自分が出資した額(資本金または出資金)だけ責任をとればよい社員。
【よ】ではじまる経理用語
翌朝郵便
一定時刻までに差し出せば翌日午前10時までに配達してくれる郵便。
予定申告
1年決算の会社では、前期の確定申告期限から半年後にする申告。前期に支払った税額の半分にあたる金額を事業年度の途中で申告して納める。
予約販売
事前に商品の販売の予約をしておき、後で商品を引き渡す販売形態。
【り】ではじまる経理用語
利益準備金
利益の処分として支出する金額の10%以上を資本金の4分の1に達するまで積み立てるもの。
利益処分案
当期利益の処分の仕方を記載してある書類。
利益処分計算書
利益処分案が株主総会または社員総会に提出され、処分決定された書類。
利子税
申告・納付の期限の延長が認められている場合に、法人税の場合は年7.3%課せられる。損金に算入できる。
流動資産
現金・預金、受取手形、売掛金、前払金など、通常1年以内に現金化できる資産。
流動性配列法
換金性の早い項目から並べること。
流動負債
支払手形、買掛金、前受金など、通常1年以内に支払期限が到来する債務。
料金後納
1ヶ月分の郵便料金を翌月に一括して支払うシステム。
料金受取人払
郵便料金を差出人でなく、受取人が負担するシステム。アンケートの返信や通販でよく利用される。
料金別納
個々に切手を貼らずに料金を一括納付できるシステム。
療養費
急病で倒れ健康保険証を提示せずに治療を受けた場合など、医療費の全額を支払った時は、あとで差額の払い戻しを請求することができる。
臨時償却
性能が上回る新製品の販売などにより、固定資産の価値が下落した場合の償却のこと。
【わ】ではじまる経理用語
割引
代金回収が早まったことに対して行う得意先との金融取引。仕入れをする側からは仕入れ割引といい、売り上げた側にとっては売上割引という。
割引料
支払期日までの利息相当分。
割戻し
一定期間中に得意先が商品を大量に買ってくれたような場合、売上から何割か引くというようなサービス。商品自体の価格は下がる。
最後に
今回で「専門知識不要!今さら聞けない人のためのカンタン経理基本用語集」シリーズは終了です。経理をしていて意味がわからない言葉に出会ったら、このようなコラムなどで調べてみてはいかがでしょう。