現在の仕事から独立して、起業したいという方も多いのではないでしょうか。
たしかに起業は独立心の強いビジネスマンにとって、夢に感じている人が多いかと思います。
しかし、起業で大切なのはビジネスのアイデアです。
起業したいという気持ちがあっても具体的なビジネスモデルがないと、事業を立ち上げられません。
そこで今回は、起業したい人向けにビジネスのネタの見つけ方を説明します。
1.アイデア出しのためにまずすべきこと
(1)自分のスキルや経験を整理する
起業するとなると、全くの未経験の分野でビジネスを作り成功するのは困難です。自分のスキルや経験を生かせる分野での起業を目指すほうが現実的でしょう。
そのためには、自分が今まで積み重ねてきた経験やスキルを整理する必要があります。
まずは、自分が仕事の中で今まで積み上げてきた専門性を模索するのが良いでしょう。
例えば、IT企業であればITに関して専門性がありますし、金融機関であれば金融に専門性があります。
そして、その専門分野のなかでの経験から身についたスキルを整理します。
具体的に言えば、セールスやプログラミング、企画などのスキルです。
起業して自分でビジネスをする際には、これらの今までの経験が核となります。
(2)日常の不便を探してみる
起業するといっても、一からビジネスのアイデアを作り上げるのは至難の業です。
まずは自分の身の回りで何か改善の余地がないか考えてみましょう。
日頃さまざまなサービスや製品に触れる中で、面倒に感じていたり、「こうしたら良くなるのに」と思っていたりすることを思い浮かべます。
その中で、自分でも解決できそうなものがないか考えてみましょう。
既存の仕組みの改善が起業する際のビジネスのアイデアのきっかけとなります。
(3)自分が好きなことを整理する
ほとんどの人は自分が仕事にしたいほど好きなことをすぐに答えることができません。
今までずっと、「やらないといけないこと」だけをする生活を送ってきたため、好きなことで仕事をするという感覚がほとんどないからです。
好きなことで稼ぐためには、好きなことと自分の強みが一致するポイントを見つけなければなりません。
ただし、この好きなことにはそのままでは稼げないことも含まれています。
例えば、昼寝や読書が好きだと言っても、ただ昼寝をしたり読書をしたりするだけではお金を稼げるようにはなりませんよね。
自分の好きなことをどのようにマネタイズするか考える必要があります。
例えば、読書のレビューを請け負うことで報酬を得るとすれば、ビジネスとして成り立つ可能性があります。
好きなことを仕事にするのは難しいと決めつけてしまう前に、考えようによってはビジネスになるということを心にとどめておきましょう。
そのことを前提として、何でも良いので自分が好きなことを列挙してみましょう。
幼少期から現在まで、何が好きだったのか。仕事でも遊びでも何でも構いません。まずは書き出してみることが大切です。
2.成功者に学んでアイデアに生かそう
ビジネスのアイデア探しは自分の頭だけで行っても良いのですが、他人の経験を生かすこともできます。そのため、起業の成功者と交流を持ってみてはいかがでしょうか。
起業家とのコミュニケーションの中で、成功者がどのような視点を持ち、どのような思考回路を持っているのかを知ることができます。
起業成功者から学んだことを、自分のアイデア探しのなかに生かすことで今まで考え付かなかった発想に行きつくこともあります。
また、アイデアのオリジナル性にこだわる必要はありません。
アイデアというものは既存のものの組み合わせがほとんどです。そのため、まずは成功者が他業界で成功したアイデアを真似してみるというのも手です。
アイデアは時間が経てばすぐに変わるものですので、完璧なオリジナル性に固執する必要はありません。
まとめ
起業したい人にとって、初めの壁がビジネスのアイデアを出すということです。
発想の領域があまりにも自由すぎるため、逆にどうすればいいのか分からなくなってしまう人が多いです。
大切なのは、自分をどこまでも深く考察すること。
自分が持っているスキルや能力、経験と自分が好きなことを組み合わせることで何か身の回りの課題を解決できないか考えてみてはいかがでしょうか。