開業前に個人事業主が融資を受ける際、やっておかなければならないことをチェックリストとしてまとめました。
融資を受ける人でも、受けない人でも、開業後に思うように売り上げが伸びないということもあるかと思います。
売上が予想より少なく、危機に陥ってから融資を受けようと思っても、融資を受ける事が難しくなります。
開業してから売上を伸ばせるのかどうかわからないのであれば、資金を余剰に確保するためにも、開業してすぐに融資を受けられるようにしっかりと準備をしておきましょう。
法人であれば、登記簿謄本を用意したあとであれば、いつでも融資を申し込むことができます。
個人事業主であれば、開業予定地がきまっていれば融資を申し込むことが出来ます。
【融資を成功させるためのチェックリスト】
融資を成功させるためには、以下のチェックリストの質問にすべて答えられるようにしましょう。
融資を成功させるためのチェックリスト‼
【チェックリストの意味の解説】
▪開業予定地は決定済みですか? ▪開業予定地は契約もしくは仮押さえは出来ていますか?
開業予定地が決まっていないと融資を申し込むことが出来ません。契約は出来ていなかったとしても、仮押さえが出来ていれば大丈夫です。
▪開業予定地でギリギリ生活するための売上は把握できていますか?
この質問は、売上の最低限度が把握できているのかを判断するための質問です。毎月必要となる経費を分析しておく必要があります。
▪融資を受けた場合、毎月いくらでしたら返済できるのか把握できていますか?
例えば、個人事業主が融資の返済前に毎月40万円稼ぐことが出来たとします。この金額の中から借入金を返済し、また生活費も捻出する必要があります。
つまり、毎月増やすことができる金額が分かっていないと、借入金を返済する事ができません。特に、売上金の回収に時間を有するのであれば、正確に計算しておく必要があります。
▪購入するものの予算は明確にできていますか?
融資を受けるためには、何にいくら必要なのか把握しておかなければいけません。予算よりも低い金額ですべて揃えられるのでしたら問題ありませんが、予算以上かかってしまうのであれば開業後に資金ショートしてしまうことも考えられます。
そのため、購入するものはすべてリスト化しておきましょう。
▪売上見込みは計算できていますか?
このような質問は、業界によっては曖昧になってしまいますので、難しいこともありますが、例えば飲食店でしたら
などから売上見込みを計算することができます。開業予定地の周辺のデータを分析するようにしておきましょう。
▪自己資金はありますか?
自己資金が無くても融資を受けられる可能性はありますが、最低でも自己資金として100万円はないと融資を受けるのは難しいです。
開業するためには、頑張って100万円以上は貯めておきましょう。
▪起業することを家族と相談していますか?
家族からの協力を受けているのであれば、融資では加点になります。
▪開業後の計画は明確ですか?
良い場所があったのでなんとなく開業しよう!という動機は不適切です。成功するためにはしっかりとビジョンを明確にし、倒産しないビジネスを創り上げる必要があります。
▪売上金の入金が遅い場合、それまでの資金は用意していますか?
整骨院のように保険診断報酬や自賠責保険報酬など入金までに時間がかかることがあります。そのため、数か月は入金が無くても大丈夫なように計画を立てておきましょう。
▪従業員を雇用する場合の従業員は目途が立っていますか?
従業員は開業後に探すより、開業前に目途を立てておいた方が、スムーズに進めることが出来ます。
▪融資についてご両親には相談済みですか?
ご両親からの計画があると融資では有利になります。ご両親からの資金の援助があるのでしたら融資を受けることが出来る可能性が高くなります。
▪仕入れ先や取引先は明確ですか?
どこから仕入れ、どこと取引をするのかが明確になっていないと、ビジネスが上手くいかなくなるのではないかと判断されます。そのため、仕入れ先や取引先は明確にしておきましょう。
まとめ
チェックリストは参考になりましたか?このチェックリストに記載された質問にすべて答える事が出来るのであれば、融資に関しては心配ないでしょう。