事業を行っている方で、日本政策金融公庫の融資を希望している方の中には“日本政策金融公庫の融資審査は甘い”という言葉を耳にしたことがある方もいるかもしれません。
多額の資金融資を希望していて、審査が甘いとなれば誰もが受けたいと思うかもしれません。
では実際のところどうなのか。その真相について見ていきましょう。
1.融資を受けるまでの手順を確認
まずは融資を希望し、審査が通ったと考えた時の実際の着金までの手順について見ていきましょう。
大まかな流れとしては上記の通りです。
実際には提出書類を作成・準備したり、審査結果が来るまでに平均1週間ほどかかったりします。
2.審査が甘いというのは本当か?
融資希望者は、融資担当者との面談があります。提出された資料を元に色々な質問を受け、進められていきます。
面談では、希望している融資が計画的に行われてきたものか、そうでないものかを見極めています。計画的に進めてきた方は、比較的審査が通りやすくその方からしたら、“審査が甘い”と感じるかもしれません。
ですが、計画を立てずに申し込まれた方は、当然審査には通らず落ちてしまいます。
その為、計画を立てているかそうでないかによって、審査が甘いと感じるかどうかが決まります。
3.審査が甘いと言われているもう一つの理由
日本政策金融公庫が目的としている「個人事業主・中小企業を支える」ということも、“日本政策金融公庫の審査は甘い”と言われるもう1つの理由かもしれません。
数ある金融機関のうち、個人事業主・中小企業に対して融資を行ってくれる金融機関は4つあります。その4つの金融機関の中でも、個人事業主・中小企業に融資を行っている割合が1番多いのが、日本政策金融公庫です。
これらの理由から、審査が甘いという言葉を耳にすることがあるかもしれません。
しかし、計画的に準備を行っていなければ、融資は受けられないため、融資を希望している方は、万全な準備を行ってから申し込みをしましょう。
まとめ
“日本政策金融公庫の審査は甘い”と言われている理由についてお話してきましたが、お分かりいただけましたでしょうか?
誰にでも甘いというわけではなく、計画的に準備を行ってきた方にとっては甘いと感じるだけであって、無計画の状態で申込を行っても、審査には通らないということを頭に入れておきましょう。