マーケティングの基本「4P」とは

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
資格の学校TACで財務諸表論の講師を5年行う。税理士事務所勤務を経て、平成23年より個人で融資サポート業務をスタート。
平成27年12月、株式会社SoLabo立ち上げ。
会社設立支援や資金調達支援など、これから起業を検討している方やすでに起業している経営者の皆さんを様々な角度からサポートしています。

マーケティングの基本として、知っておきたい考え方の枠組み・フレームワークのひとつとして「4P」(フォーピー、よんピー)があります。

この記事では、4Pの基本を押さえ、よく一緒に出てくる4Cとの違い、実際に事業にどう活かすのか活用例をご紹介します。

1.マーケティングの基本「4P」とは?

「4P」(フォーピー、よんピー)とは、企業が商品やサービスを販売する際、マーケティングにおいて着目すべき、4つの要素の組み合わせです。

Product(商品)、Price(価格)、Place(流通)、Promotion(販売促進)の頭文字から「4P」と呼ばれます。

いくつかの枠組みを活用して、顧客に商品やサービスを届けるまでの戦略を立てていくことを「マーケティングミックス」と呼びますが、最も活用されるのは「4P」だと言われるほど、マーケティングの基本となっています。

4Pを活用して分析することを「4P分析」と呼び、マーケティングに欠かせないキーワードとなっています。

(1)4Pの要素

要素和訳備考
Product商品顧客に対して、どのような商品やサービスを提供するのか、どう差別化してブランドを確立するかを考える際に利用する要素。
Price価格顧客に対し、商品やサービスをいくらで提供するのか、市場の相場や商品やサービスの価値を踏まえ、価格設定を行う際に利用する要素。
Place流通顧客はどのような経路や手段で、商品やサービスを手に入れるのか、実店舗やweb店舗で購入するのか、卸業者や通販業者を介するのか、流通するまでのルート設定を考える際に利用する要素。
Promotion販売促進顧客にどうやって商品やサービスの存在を認知してもらい、特徴や魅力を知ってもらうか、広告や広報、キャンペーンなどプロモーション施策を検討する際に利用する要素。

マーケティング戦略を立案する場合、4Pの要素はセットで考える必要があります。4Pのそれぞれを個別の要素として捉えてしまうと、一貫性のない戦略となり、効果的な戦略とはなりません。

2.どのように事業に活かすのか?4Pの活用例を紹介

では、実際にご自身の事業に活かしたらよいのか、4Pの活用例をご紹介します。

例えば、富裕層向けの高価格帯のチョコレートを「高い」(Price)ままで「商品としてブランディング」(Product)し、富裕層向けのメディアで十分な宣伝(Promotion)をしたのに、いつも卸している激安スーパーで販売(Place)してしまうと、狙ったような成果は上がらないでしょう。

4Pの要素に整合性がなければ、マーケティング戦略は成立しないのです。

この例の場合、流通ルートも高級路線で、ブランディングすべきだと言えるでしょう。既存の流通ルートに相応しいものがない場合、新たに流通ルートを開拓するという戦略を検討する必要があります。

あえてインターネットの直販のみと希少性を出してもよいかもしれません。

3.4Pだけじゃない!?マーケティングにおける「4C」とは

「4P」と一緒に紹介されるフレームワークに「4C」があります。4Cも、4Pと同じように要素の頭文字に由来します。Customer Value(顧客価値)、Cost(コスト)、Convenience(利便性)、Communication(コミュニケーション)をまとめて4Cと呼ばれます。

要素の名前は違うものの、基本的には4Pと4Cで取り扱う要素は同じものです。4Pが企業の視点で表現されるのに対し、4Cは顧客の視点で表現されているのが特徴です。

Customer Value(顧客価値)はProduct(商品)、Cost(コスト)はPrice(価格)、Convenience(利便性)はPlace(流通)、Communication(コミュニケーション)はPromotion(販売促進)というように、それぞれ対応する関係性があります。

ただ、企業の都合ばかりを考えて、4Pを活用すると、顧客が本当に求めているものを見失う可能性があるため、顧客の視点で見直すために4Cがあるのです。

(1)4Cとの比較

4C⇔4P見直すべき点
Customer Value(顧客価値)⇔ Product(商品)顧客のニーズをふまえて、価値のある魅力的な商品やサービスと言えるか?
Cost(コスト)⇔ Price(価格)顧客から見て妥当な価格か?コストパフォーマンスがよいと思ってもらえるか?
Convenience(利便性)⇔ Place(流通)顧客にとって買いやすいか?企業側の商品やサービスの提供のしやすさを優先していないか?
Communication(コミュニケーション)⇔ Promotion(販売促進)顧客に販売して、それで終わっていないか?販売後のサポートやメンテナンスを含めて「また買いたい」と思ってもらえるか?

先ほどの4Pの活用例として、富裕層向けの高価格帯のチョコレートの失敗例で言えば、既存の製品を卸している激安スーパーで販売(Place)する場合、企業としてはいつもの流通ルートに乗せるだけなので、一見、問題なかったかもしれません。

しかし、顧客として想定している富裕層にとって、激安スーパーで高級チョコレートを購入しやすいでしょうか?

高級志向のスーパーやデパートで販売したほうが、ターゲットとする顧客に買ってもらえる可能性は高くなりますよね。

企業側の商品やサービスの提供のしやすさを優先してしまうことのないよう、4Cを活用し顧客目線でチェックすることが重要です。

まとめ

マーケティング戦略を立案する上で、Product(商品)、Price(価格)、Place(流通)、Promotion(販売促進)の「4P」は重要な要素です。

マーケティング戦略の効果を上げるには、4Pのそれぞれが整合性のあるものである必要があります。時に4Cで顧客の視点で見直すのもよいでしょう。

利益を上げる企業ほど、理論立てたマーケティング戦略を立てています。成長企業を望む創業者は、マーケティングの基本として4Pをしっかり押さえておきましょう。

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