「見せ金」で日本政策金融公庫の融資に通るのか?

「見せ金」とは、融資の世界では「自己資金のない人が融資を受ける際、融資に通るために一時的にキャッシングやカードローンで借りたお金を銀行口座に預け入れること」です。

起業ブームで日本政策金融公庫から融資を受ける人が日々増えていますが、公的金融機関でこの見せ金は果たして通用するのでしょうか?

1.そもそも、なぜ人は「見せ金」をするのか?

融資を受けるために、別のところからお金を借りる。本来であればこの行為はダブルの借金になりますので、しない方が妥当と考える方が一般的です。

しかしながら、まれに、事業融資の審査でこの「見せ金」を行う人がいらっしゃいます。なぜかというと、事業融資を受ける際には自己資金の有無が審査の基準の一つとなっているからです。お金がないけど融資を受けたい人は考えます。「そうだ、他からお金を借りて通帳記入すれば、自己資金を持っている人に見えるよね?よし、やろう!」

2.なぜバレる?日本政策金融公庫で見せ金が通用しない理由

結論から言うと、日本政策金融公庫の融資を受ける際の見せ金行為は100%ばれてしまいます。なぜでしょうか?

①融資の審査で半年分の通帳コピーを提出するから

日本政策金融公庫では融資希望者から最低半年分の通帳コピーを提出させます。銀行通帳の明細はたいてい以下のようなフォーマットになっています。

番号 概要 取扱年月日 お支払い金額 お預かり金額 差し引き残高

例えば、あなたが会社Aの社長Bさんで、事業融資を受けたいけどお金がないので見せ金をすることにしたと仮定しましょう。見せ金が入った前後の通帳明細はこんな感じでした。

番号 概要 取扱年月日 お支払い金額 お預かり金額 差し引き残高
1 カード 2018/12/1   98,000 675,000
2 送金 2018/12/5 215,000   460,000
3 カード 2018/12/15   3,000,000 3,460,000

明らかに赤字の部分が不自然なのはお分かりいただけるでしょう。このように突然の大金が入っている場合は、公庫の担当者は「この入金の理由は何ですか?」と尋ねてきます。「キャッシングで借りた」「カードローンです」と正直に答えれば、その時点で融資には通りません。また、「売上です」などとウソをつくと、「ではその根拠となる書類を見せてください」と深掘りされることになります。

②自己資金として認められるのは「コツコツ」と貯められたお金だから

懲罰委員会で処分決定した懲戒解雇、労基署の認定まで解雇はできない?自己資金=300万円くらいあればいいんだよね?と安直に考えると、日本政策金融公庫の融資には落ちるかもしれません。もちろん、融資を受ける際にまとまったお金がある方が審査には通りやすいのは事実です。しかし、まとまったお金の入手方法も大切なのです。

日本政策金融公庫では融資をするか判断する最も大切な材料として、融資希望者の「信用情報」と「計画性」そして「事業経験」を挙げています。お金があればいいというのではなく、計画性を持って借金もきちんと返し事業経験豊富な人物にお金を貸したいのです。

そのため、自己資金は「親戚や配偶者から一括でもらったお金」よりも「ご自身が2~3年以上かけて毎月積み立てたお金」の方が日本政策金融公庫では価値があります。

③日本政策金融公庫では見せ金対策のノウハウがあるから

過去に見せ金で融資を通し、貸したお金が返ってこなかったという痛い経験が日本政策金融公庫にもあります。そのため、このパターンは見せ金だというノウハウを彼らは蓄積しています。

 

3.家族から自己資金として贈与を受けた場合は贈与税に注意!

割と裕福なご両親をお持ちの場合、娘や息子の起業のために100万円ほど貸してくれる場合や贈与をしてくれる場合があります。そのお金を見せ金として判断されないよう、借りている場合はきちんと借用書を取り交わしましょう。また、贈与の場合は年間110万円を超えると贈与税の対象となります。

4.自己資金の〇倍まで借りれるから、、融資で自己資金はとても大切!

事業融資の中でも、創業融資は実績を出していない素人(と言うと語弊がありますが)に対して何百万円ものお金を超低金利(2%台)貸してくれるので金融機関にとってはあまりメリットのない融資です。

けれども、創業してくれる事業主を応援しないと日本経済は危なくなってしまう!ということで、金融機関の方でも貸し倒れリスクを防ぐために自己資金を審査の一つの基準として掲げています。

通例では、自己資金の2~5倍まで融資を受けることが可能です。自己資金が100万円なら融資額は200~500万円。自己資金が200万円で融資額は400~1,000万円。もちろん、事業計画や信用情報がマズいとこれ以下の場合もあります。

まとめ

融資で見せ金をやると、100%ばれます。ばれた後は融資を受けづらくなりますし、見せ金で借りたローンの金利と公庫の融資の金利をダブルで払い続けながらいけないので、ご本人にとってもかなりキツイ状況になります。

 

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