経営理念の3つの柱「ミッション」「ビジョン」「バリュー」

経営理念の3つの柱「ミッション」「ビジョン」「バリュー」尊敬する会社の経営理念を調べてもらうと、気がつくことがあります。

多くの会社では、経営理念が、多少の言葉の違いこそありますが「ミッション」「ビジョン」「バリュー」の3つの言葉に分けられて明示されているはずです。
これらを順に説明していきます。

 

ミッション - 「やりたいこと」と「やらねばならぬこと」

ミッションとは何でしょうか。
その企業が「やりたいこと」「やらねばならぬこと」です。

たとえば、鉄道会社のミッションは「目的地まで乗客を〝安全に〟〝快適に〟運ぶこと」になります。
もし不注意な事故を起こし、乗客にケガをさせたり、途中で降ろすことになれば〝安全に〟運んだことになりません。
そうなると、乗客に運賃を払い戻ししなければならず、売上を伸ばすことはできません。

皆様の業種において、自社が「やりたいこと」「やらねばならぬこと」を、よく考えてみてください。
それがミッションです。

ビジョン - 社会にとっての「あるべき姿」

次にビジョンです。
ビジョンとは企業の「ありたい姿」「あらねばならない姿」です。

たとえば通信事業者であれば「常に最新の通信手段を使って情報革命を推進し、世界中
のコミュニケーションを円滑にすること」となります。
ビジョンは、ミッションを実現するための具体的な目標であり、ゴールでもあります。

気をつけなければいけないのは「視点」です。
自社からではなく、社会全体からのものでなければいけません。

たとえば「売上1,000億円」というのは目標であり、ゴールであることに間違いありませんが、自社の視点ですからビジョンにはなり得ません。
売上1,000億円を達成した際には、自社は社会に対してどのような状態となっているのか、視点をお客様側、社会の側に変えた言葉で語らなければいけないのです。

ビジョンは、ミッションを実現するための具体策でもあります。

バリュー - 経営者以外も共有すべきもの

バリューは「自分達が大切にしている価値観」です。

たとえば、アパレル会社のバリューには「格好良く、流行を取り入れた、着心地のよい
服をつくる」とあります。

アパレル会社の社長が「私はファッションには興味がない。ネクタイも自分で選ばず、妻に任せている」という価値観を持っていたとしたらどうでしょうか。
そのような会社が、お客様に対して、よい商品を提供できるとは思えません。

アパレル会社の社長であれば、常にファッション誌を読み、フランスやイタリアの流行を取り入れたファッションに精通していなければ、お客様から信用されないでしょう。

バリューは、ビジョンを実現するため、社長と従業員のすべてが持たなければいけない共通の価値観なのです。



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