「セカンドキャリア」のために今できることとは?

退職後や定年後、出産や育児を終えた後、第二の人生で就く職業「セカンドキャリア」。

スポーツの世界では、平成の最後に引退会見をしたイチローの「セカンドキャリア」に注目が集まりました。

野球解説やタレントだけでなく「以前、イチロー役で出演したドラマが好評だったから、きっと俳優の打診があるはず」との噂もささやかれました。

このように、セカンドキャリアをどうするかは、これまでの経験や知識、人脈が大きく影響します。

では、セカンドキャリアのために、今から準備できることは何でしょうか。

セカンドキャリアが注目される背景とともに、セカンドキャリアで成功するためのポイント、そして今できることをご紹介します。

1.「セカンドキャリア」が注目される背景

退職後や定年後、女性であれば出産や育児を終えた後など、第二の人生における職業を「セカンドキャリア」といいます。

多くの場合、セカンドキャリアはそのまま、個人事業主として開業する「シニア起業」につながるケースが多いです。

その背景には、3つの要因があると言えるでしょう。

まず、1つ、平均寿命が伸び、「余生」が長くなっていること。

昭和の後半にはすでに「人生80年時代」と呼ばれていましたが、平成が終わる2019年現在、「人生100年時代」というキーワードが出てきています。

下の表をご覧いただいてもわかる通り、昭和30年から昭和60年の30年間で平均寿命が10年伸び、平成の30年間で更に10年と、合わせると平均寿命が20年も伸びています。

生き物である以上、人間も生物としての限界はあるはずですが、最長寿の日本人で110年を超えている方もいるため、今後の10数年で平均寿命は最大であと10年伸びても不思議ではないでしょう。

今のシニアから見た昭和を生きた親世代の「余生」のイメージのまま、定年後をのんびりと無為に過ごそうとしていた方には、あまりに長い時間が待ち受けており、セカンドキャリアを意識せざるを得ない状況がある、ということです。

2つ、年金制度への不安や、金銭面の不安があること。

今、現時点でも、定年を迎える年齢と、年金を受給できる年齢とがイコールでないねじれも指摘されており、セカンドキャリアを意識するほど慎重な方であれば、後から年金受給の条件が変更になって、生活設計が立ち行かなくなるようなリスクは取りたくないと考えるのも自然です。

年金を前提に、ライフプランを考えたくない方は、セカンドキャリアを選び、働き続ける選択をする可能性が高いでしょう。

 

3つ、シニア人材のイメージも雇用実態も、昔のままであること。

定年まで働いてきた方は、なんだかんだ苦労やストレスはあってとしても、その仕事に大なり小なりのプライドを持って働いていたはずです。

今までの会社に再雇用が認められ、同じように活躍の場を与えられればいいですが、外に今までの経験や知識を生かした仕事を求めようとすると、条件に合うものを見つけるのはかなり難しいはずです。

下の表をご覧いただいてもわかるように、シニアが仕事に就けない理由として「求人年齢と自身の年齢の不一致」が多くを占めています。

人生100年時代を迎えようとする一方、定年後の人材イメージがひと昔前から変わっておらず、その雇用の実態が旧態依然としているため、個人事業主として開業する「シニア起業」をすることで、セカンドキャリアを見つけるという現状があるのです。

2.「セカンドキャリア」で成功するためには

シニア起業して、セカンドキャリアで成功するには3つのポイントがあります。

①経験や知識、人脈を活用できる事業を選ぶ

②起業資金に生活資金は含めない

③成功パターンを踏襲し、モチベーションを保つ

これらを共通しているのは「無理しないこと」と「自分らしさ」です。

生活資金をかけるようなリスクはおかさず、経験を活かせる手堅いビジネスモデルを構築することが成功につながります。

今はまだ体力もあり、活力に満ちているかもしれませんが、できないことも増えてきます。

今は想像しにくいでしょうから、是非できるかどうかの判断するときのイメージは、風邪を引いて高熱で弱っているときで想定してみてください。

視界も悪く手先も動かず、何をするにも億劫で、全く思考がクリアじゃないですよね。

そんな最悪なコンディションでも、できるようにビジネスモデルやプロセスを考えておけば困らないはずです。

 

なお、事業規模の拡大を前提にシニア起業を希望している方もいるかもしれませんが、その場合、後継者を事前に検討しなくてはならない点が経営課題となってしまいます。

中小企業の経営者の引退時期は68歳頃というデータがあり、後継者に引き継がせる事業承継は10年ほど見た方がよいとも言われます。

後継者の確保が難しそうな場合は、営業も経理も全て一人でやるような個人事業主としての起業を検討された方がよいでしょう。

 

それぞれのポイントを見ていきましょう。

①経験や知識、人脈を活用できる事業を選ぶ

長く勤めている業界や業種があるなら、その豊富な経験と知識を活かした起業をしましょう。

経験なしで趣味の分野で起業したケースの成功例もありますが、その場合、元々の本業と組み合わせたビジネスモデルを作って、強みを生かすようにしていることが多いです。

 

②起業資金に生活資金は含めない

シニア起業によるセカンドキャリアでは、起業資金に生活資金をつぎ込んではいけません。

経験や知識、人脈という点では有利にあるシニアの起業ですが、何よりの資本である体力や健康について問題が出てくる可能性があります。

今までは縁のなかった医療費などが増え、これまでと同じように生活資金を考えていると、起業も生活も立ち行かなくなるケースもあります。

シニア起業の増加に伴い、シニア向けに助成金や融資商品も充実してきているため、生活資金は余裕を持たせて確保しつつ、利用できるものは利用しての起業をおすすめします。

 

③成功パターンを踏襲し、モチベーションを保つ

シニア起業で成功した事例のパターンをなぞり、モチベーションを保つようにしましょう。

やる気が活力となり、セカンドキャリアを成功に導きます。

例えば、自分が育った地域貢献としてシニア起業すると、自身の恩返しの気持ちがモチベーションにつながり、セカンドキャリアとして成功しやすいです。

また、これまでずっとやりたかったことで起業すると、知識もあって計画も練れているため、これも成功しやすくなります。

他には、周りの人を巻き込んで複数人で起業するのも、成功につながりやすいと言われています。

「シニア 起業」のキーワードで検索すれば、シニア起業家によるセカンドキャリアの事例を参照できます。

各自治体のガイドブックでも探せるので、自分と似た事例での成功がないか、情報を集め、よい点は積極的に真似しましょう。

3.「セカンドキャリア」のために今できること

「今、働いていて、定年まで働ければそれでいい」という考えは既に過去のものです。

セカンドキャリアのために、定年後の余生に働く姿を自由にイメージしてから、今を比較してみてください。

それが、今、セカンドキャリアのためにできる第一歩です。

 

ぜひ自分の胸に手を当てて考えてみてください。

今、あなたは自分のしたいことをしていますか?世の中の役に立っていると、胸を張れますか?定年後も、それをしたいですか?定年後、その仕事が存在していて、続けられると思いますか?

答えが全てYESと即答できるなら、セカンドキャリアに就かない可能性もあり、今は考えるときではないかもしれません。

ただし、厳しい見方をすれば、単にあなたが楽観的すぎるか、社会の変化に対する感度が低いという可能性も否定できません。

信頼できる頼れる人に最後の質問をし、客観的な意見を聞いてみてもいいかもしれません。

NOという答えがあるなら、セカンドキャリアとしてありたい姿をイメージし、現状の自分を比べ、何が足りないかのギャップを分析してみましょう。

そして、ギャップを埋めるため、必要な経験や知識、人脈を得るために行動しましょう。

何らかの勉強会や講座に出席するのもいいでしょう。

会社が許すなら、副業を始めるということもいいですし、早期に退職して早めにセカンドキャリアに着手するのも一つの道です。

 

なお、セカンドキャリアには、「好き」であるよりも何よりも「やりがい」や「生きがい」を感じるものを選ぶ必要があります。

そうでなければ、年を重ねて体力も気力も衰えていく中で、とてもじゃないですが、続けられないでしょう。

 

まとめ

あなたは今、幸福ですか?と人から質問されると、宗教の勧誘か何かかと警戒してしまうかもしれませんが、セカンドキャリアを考える上で避けて通れない問いです。

幸福を考えるとき、知っておきたいキーワードとしてQOL(クオリティ・オブ・ライフ:quality of life)という言葉があります。

直訳すると「生活の質」で、一人一人の人生や生活における質のこと、要は人間らしい生活を行い、幸福に満ちているかを図る尺度の概念です。

自分に合ったセカンドキャリアの成功には、このQOLを向上させます。

自分に合った働き方、自分の求める仕事内容、自分に合った時間の使い方は、きっと家族も幸福にすることでしょう。

社会に価値をもたらす事業であれば、きっと社会にも。あなたが人生を振り返って「幸せだった」と息をつけるようなセカンドキャリアを掴むために、今、できることから始めてみませんか。

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