黒字経営のための“いい税理士”の探し方 その3

黒字経営のための“いい税理士”の探し方 その3ここまで、税理士を探す方法について述べさせていただきました。
そのうちのどの方法であれ、実際に3~4人の税理士に会って、人柄や能力、そのほかを確認したうえでないと契約はしてはならない──ということは覚えておいてください。
また、この記事で先述したように、実際には契約して半年から1年、一緒に仕事をしてみないと、本当に能力がある税理士かどうかを見分けるのは、不可能です。
一度契約すると、契約を解除して顧問税理士を変更しないかぎり、ほかの税理士とサービスの質を比較できませんから、契約のため会う際には、注意深く税理士を見定める必要があります。

そこで、いい税理士かどうか簡単にチェックできる5つのポイントをいくつかご紹介しますので、参考にしてください。

見るべきポイント①
レスポンスの早さ

1~3時間以内に折り返しの連絡があるか

まず、レスポンスの状況です。

税理士事務所に「顧問契約を考えているので、会ってほしい」と連絡した際、事務所がどのように反応してくれるかで、よしあしを判断します。
電話の場合、最初に事務員が電話に出るでしょう。

事務員の用件を聞き、税理士本人に電話を代わったとします。
そのときに事務員が「新規の顧問契約希望のお客様です」と取り次ぎ「顧問契約希望の○○様ですね。税理士の△△と申します」と対応した場合はOKです。
ダメなのは、税理士本人が再びお客様の名前を名乗らせたり、「どのようなご用件でしょうか」と聞き直したりしたときです。

これは常日頃から、事務所内の連携プレーがとれていない可能性が高いです。見込み客に同じ用件を二度言わせるなど、お役所の“たらい回し”でもあるまいし、言語道断です。
つぎに、税理士本人がいない場合の対応についてです。
「あいにく○○は、外出しておりますので、のちほどこちらからお電話させていただきます」
と応対された際、折り返し電話がどのタイミングでくるかが重要です。1~3時間以内は合格、当日はギリギリセーフ、翌日は不合格と覚えておいてください。

税理士本人が月次訪問などで外出していても、1件あたり長くて2時間程度でしょう。
つまり2時間毎に事務所と連絡をとることは可能です。事務員が税理士の携帯電話を鳴らしたら、着信履歴が残っていたり、留守電を録音したりするはずです。

つまり、長くとも3時間をみておけば、税理士本人に連絡がつくでしょう。
連絡がついているにもかかわらず、折り返しの連絡がないのは、やる気がない証拠です。

メールの返信にも気をつける

メールの対応にも注意が必要です。
税理士事務所のホームページなどに掲載されているメールアドレスや、問い合わせフォームから連絡をとったとします。
こちらは 24 時間以内に連絡がなければ、不合格。 合格ラインは当日中です。

いちばん望ましいのは、メールを送った瞬間に返信される確認メールです。
「○○税理士事務所にお問合せいただきありがとうございます。以下の内容でメールが送信されました。 24 時間以内に連絡いたしますので、いましばらくお待ちください」
と返信されると「メールは確実に先方に届いている」と安心できます。このような小さな気遣いができる事務所は、契約してからもレスポンスの早いサービスをしてくれるはずです。

実際に3~4人の税理士に会ってみて、人柄や能力に甲乙つけがたい場合、レスポンスの早かった税理士と契約を考えてみられることをおすすめします。
レスポンスの早さは、重要な指標の1つと考えられます。

見るべきポイント②
税理士以外で職員や事務所内部にも目を配る

事務所の立地やアクセスにも注意する

契約を検討する際には面倒かもしれませんが、来社してもらうのではなく、税理士事務所まで出かけるようにしましょう。
「こちらは“客”だから相手が“来るべき”では?」
と自社に税理士を呼びつける経営者がいます。

このような時に「あるべき論」をふりかざすような勘違いをしてはいけません。

なぜなら、税理士事務所を訪ねると、税理士本人だけではなく、事務所と職員の様子を確認することができるなど、より多くの情報を得ることで契約時の判断材料が増すからです。
また顧問契約した後は、多くの場合、税理士や職員が訪ねてくることになり、自分から訪問する機会はあまりないでしょう。

では実際に税理士事務所を訪ねるときのチェックポイントを挙げていきます。

第一が、事務所の立地とアクセスです。

ビジネス街の一等地に事務所がある必要はありません。

顧問契約がはじまったあと、自社とのアクセスに支障がなければ問題ありません。
バスや電車など公共交通機関が使いやすいかどうかなど、最低限の条件がクリアできていれば問題ないでしょう。

事務所自体の広さや規模も問題ではありません。

大きな事務所でも対応が悪い場合がありますし、小さな事務所でも小回りがきいて親切にしてくれるところは多くあります。

第二に、事務所の様子です。

事務所の玄関やオフィスの状況をチェックします。

玄関にホコリがたまっていたり、職員の机に乱雑にファイルが山積みになっていたりするのはあまりよくありません。掃除ができていない、整理整頓ができていない事務所は、顧問契約後に重要書類をやりとりするなかで、それらを紛失させてしまう可能性があります。

また、打ち合わせスペースですが、事務所の片隅に椅子と机が置いてあるだけなのは、あまりよくありません。その机や椅子の上に仕事関連の書類などが置かれているのもNGです。
普段から、事務所での接客を軽視しているのでしょう。

いちばん良いのは、応接室として場所がしっかりと確保してあることです。
高価な応接セットがあればよいという意味ではなく、大切なお客様をおもてなしするための特別なスペースであり、しっかりと掃除がなされていると感じられればOKです。

第三に、職員の様子です。来客に対して、明るく元気な挨拶ができているかどうかも確認してください。職員に元気がないと、事務所が暗くどんよりした雰囲気になっています。

見るべきポイント③
何気ないしぐさや態度

話を聞くときの態度がサービスにも反映される

税理士に限らず、人を判断する際の基準は、行動であり態度です。
「顧問契約したならば、御社をしっかりとサポートさせていただきます」
「会計のすべてを安心してお任せください」
このような「言葉」を信じて契約するよりも、あなたに対してどのような行動(態度)をとるかどうかを見極めてください。「言葉」というのは、どのようにでも取り繕うことができるので、注意が必要です。

ではどのような行動や態度が望ましいのでしょうか。応接室でのやりとりを例に考えてみましょう。

まず、「前のめりタイプ」と「のけぞりタイプ」です。
「前のめりタイプ」とは、椅子やソファの背もたれ部分を使用せずに、顔と上半身があなたのほうに前のめりになり、手のひらを軽く合わせた姿勢をいいます。この状態は顧客の話を聞くのに、もっとも適した姿勢です。
「この方は、どんなお客様なのだろう。どのような会社を経営なさっているのだろう。ぜひ深く知ってみたい。この会社の成長のために、どんな貢献ができるのだろう」

このような人は、人と対面するとき自然と前のめりになっているものです。
自分のことを話すよりも、お客様の話を聞くことに重点をおいています。

一方、「のけぞりタイプ」とは、椅子やソファの背もたれに寄りかかり、肘掛けを使う姿勢を指します。自然とアゴが上がり、目線はあなたを見下ろすような姿勢になります。
のけぞりタイプの税理士は、あなたの話を聞くのではなく、顧問してきた過去の実績をひけらかしたり、顧問先の何億、何十億の取引の話を持ち出したりして、自分がいかにすごいか見栄を張ります。

2つのタイプのうち、どちらが顧問税理士として適切かは、お分かりいただけるはずです。
また、応接室で忙しそうにするタイプもよくありません。

お客様との面会がいちばん重要なのに、携帯電話が鳴ると、その都度電話に出て、会話が途切れてしまう。また携帯電話にメールが入ると「すみません」と言いながらもお客様そっちのけでメールばかりしてしまう。

忙しいのはよいことですが、心ここにあらずという態度はNGです。
こういうタイプの税理士は、契約後もあなたの案件を後回しにしたり、今後の面会時にもほかの人の電話に出たりするなど失礼な態度を取り続けるでしょう。

ここまで極端なタイプではなくても、ちょっとしたしぐさも見逃さないよう注意してみておきましょう。

 



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